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変形性膝関節症に有効なオーダーメイドインソールの有用性



目次

  1. 変形性膝関節症とは

  2. 歩行と膝への負担の関係

  3. インソールの役割とは

  4. オーダーメイドインソールの特長

  5. 期待できる効果

  6. まとめ


1. 変形性膝関節症とは

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)は、加齢や過度な負荷により膝関節の軟骨がすり減り、痛みや変形を伴う疾患です。特に中高年の女性に多く、歩行時や階段の昇り降りで膝に痛みを感じるのが特徴です。


2. 歩行と膝への負担の関係

人が歩くとき、膝関節には体重の約2〜3倍の力がかかるといわれています。特にO脚傾向の人では膝の内側に過度な負荷が集中しやすく、関節の片側だけが早くすり減ってしまう原因になります。歩行の癖や足の形状が、膝への負担に大きく影響するのです。


3. インソールの役割とは

インソール(中敷き)は、足裏の接地を調整することで歩行時の姿勢や動作をサポートする道具です。特に膝への負担軽減を目的としたものでは、足のアライメント(骨や関節の並び)を整えることによって膝関節の動きを正常化し、局所的な負荷を分散させる効果があります。


4. オーダーメイドインソールの特長

既製品のインソールと異なり、オーダーメイドインソールは足の形状・歩き方・症状の程度に応じて一人ひとりに合わせて作られます。足圧の計測や歩行解析のデータをもとに設計されるため、より的確なサポートが可能です。特に変形性膝関節症では、膝の内側・外側どちらに負担がかかっているかを見極めて、正しい力の流れを誘導する設計が重要です。


5. 期待できる効果

オーダーメイドインソールを使用することで、以下のような効果が期待されます。

  • 歩行時の膝痛の軽減

  • 膝関節の変形進行の予防

  • 姿勢や歩き方の改善

  • 足腰への負担の分散による疲労感の軽減

また、痛みが軽減することで活動量が増え、筋力や柔軟性の維持にもつながります。


6. まとめ

変形性膝関節症に対する対処法はさまざまですが、根本的な膝への負担を軽減するには、足元からのアプローチが効果的です。オーダーメイドインソールは、個々の身体特性に合わせた精密な補正が可能であり、長期的な膝の健康維持に貢献します。歩行に不安を感じている方は、まず足元から見直してみることをおすすめします。

 
 
 

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