インソール作製の裏側― 義肢装具士が語るこだわりポイント ―
- sanyougishi
- 1月16日
- 読了時間: 3分

目次
義肢装具士とはどんな専門職?
なぜ「市販品」と「オーダーメイド」は違うのか
こだわり① 足を“見る”だけでなく“診る”
こだわり② 歩行・動作分析はインソール作りの土台
こだわり③ 素材選びは目的別に変える
こだわり④ ミリ単位で調整する成形技術
こだわり⑤ 作って終わりではないアフターフォロー
まとめ:足元から生活の質を高めるために
1. 義肢装具士とはどんな専門職?
義肢装具士は、義足や装具、コルセットなどを製作・適合する国家資格者です。医療現場で身体構造や動作を学び、**「なぜ痛みが出るのか」「どうすれば負担を減らせるか」**を考えるのが仕事。その知識と技術は、オーダーメイドインソール作製にも直結しています。
2. なぜ「市販品」と「オーダーメイド」は違うのか
市販インソールは多くの人に合うよう作られています。一方オーダーメイドは、その人の足・体・生活スタイル専用。同じ足の形は一つもなく、症状や目的も人それぞれ。その違いが、履き心地や効果の差として現れます。
3. こだわり① 足を“見る”だけでなく“診る”
足長や足幅だけでなく、骨格配列、筋肉の使い方、皮膚トラブルまでチェックします。立位・座位・歩行時で足の表情は変わるため、静止と動作の両方を見ることが重要です。
4. こだわり② 歩行・動作分析はインソール作りの土台
歩き方には癖があります。かかと接地の仕方、体重移動、左右差などを分析し、負担が集中している原因を探ります。ここを見誤ると、インソールの効果は半減してしまいます。
5. こだわり③ 素材選びは目的別に変える
柔らかければ良い、硬ければ支えられる、という単純な話ではありません。・痛み軽減・姿勢安定・スポーツパフォーマンス向上目的に合わせ、クッション性・反発性・耐久性を組み合わせます。
6. こだわり④ ミリ単位で調整する成形技術
義肢装具士の強みは成形技術です。アーチの高さ、踵の角度、前足部の調整などをミリ単位で修正し、違和感を最小限に抑えます。この積み重ねが「自然に履ける」インソールにつながります。
7. こだわり⑤ 作って終わりではないアフターフォロー
体調や筋力は変化します。履いた後の感想を聞き、必要があれば再調整。使い続けてこそ意味があるのがオーダーメイドインソールです。
8. まとめ:足元から生活の質を高めるために
インソール作製は、単なる「中敷き作り」ではありません。足元を整えることは、姿勢・動作・日常の快適さを支えること。義肢装具士としての知識と経験を活かし、一人ひとりの生活に寄り添うインソールを届けることが、私たちのこだわりです。




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