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世界に一つだけのインソールを仕上げる技術と想い

更新日:2024年11月29日


オーダーメイドインソールが形になるまで、さまざまな工程がありますが、今回のテーマは「仕上げ」について。

私たちがどんな気持ちでインソールの仕上げをしているのか、そしてどんな手順で進めているのかをお伝えしたいと思います。

インソール製作の仕上げ工程として、裏面に革を張る作業があります。この工程は履き心地や足への効果に直接影響を与えるわけではありませんが、耐久性や見た目の美しさを大きく向上させる重要なステップです。オーダーメイドだからこそ細部にまでこだわり、使う人に満足してもらえる仕上がりを目指しています。では、なぜ革を張るのか、その理由と工程に込めた想いをご紹介します。


1. 耐久性を高めるため

インソールは日々使うアイテムで、靴の中で動いたり摩擦を受けたりと、多くの負荷がかかります。特に裏面は直接目に触れることが少ないため、見過ごされがちですが、実は摩耗しやすい部分でもあります。

ここに革を張ることで素材が削れるのを防ぎ、インソール全体の寿命を延ばすことができるのです。

丈夫で質の高い革を使うことで、日々の使用に耐える強さがプラスされます。「長く愛用したい」と思う方には、この工程がとても重要なのです。


2. 見た目の美しさを追求するため

オーダーメイドのインソールは、足にフィットする機能性だけでなく、見た目の完成度も大切です。裏面に革を張ると、手に取ったときの質感が格段に向上します。

革の質感や光沢感は「特別感」を演出し、オーダーメイドならではの上質さを感じていただけます。

お客様にとって特別なアイテムだからこそ、細部までこだわりたい――その想いが、この仕上げ工程に込められています。


3. お客様に信頼と満足感を与えるため

完成品を手にした際に、「ここまで丁寧に仕上げてくれるんだ」と感じていただけるかどうかは、細部の仕上がりにかかっています。

インソールは靴の中に隠れてしまうものですが、見えない部分だからこそ職人のこだわりを発揮しています。こうした小さな工夫が、オーダーメイドならではの価値を高めているのです。

仕上げ工程の裏面の革張りは、職人の手作業によって行われます。

まず、インソールの形に合わせて革を裁断し、適切な接着剤で固定します。

その際、表面が均一で滑らかになるよう細心の注意を払いながら、余分な部分を美しくカットします。

この作業が仕上がりの美しさを左右するため、職人は一つひとつの工程を丁寧に進めています。





最後に革を張る仕上げは、機能性を直接変えるものではありませんが、インソールの完成度を格段に高める重要な工程です。

オーダーメイドだからこそできる細部へのこだわりが詰まっています。

実際にこの仕上げを見て、「こんなに丁寧に作ってもらえるんだ」と感じていただければ幸いです。

気になる点や具体的なご要望があれば、どうぞお気軽にご相談ください。専門スタッフが、あなたのためにぴったりのインソールを作るお手伝いをさせていただきます。

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