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早期に足の病変に気づかなければどうなる?


目次

  1. はじめに

  2. 足の病変とは?

  3. 病変を放置するとどうなるのか

    • (1) 歩行への影響

    • (2) 全身の健康への悪影響

    • (3) 重篤な合併症のリスク

  4. 病変を早期に発見するためのポイント

  5. 予防とケアの重要性

  6. まとめ

1. はじめに

足は私たちの体を支え、日常生活において重要な役割を果たしています。しかし、足に異常が生じても、すぐに気づかず放置してしまうことがあります。早期に病変を発見し、適切な対策を講じることが健康維持のために非常に重要です。本記事では、足の病変を見過ごした場合のリスクや、その予防方法について解説します。

2. 足の病変とは?

足の病変とは、外反母趾、巻き爪、足底腱膜炎、糖尿病性神経障害による潰瘍など、足に発生する異常や疾患のことを指します。これらの病変は、加齢や生活習慣、靴の選び方、疾患の影響などによって引き起こされることが多く、早期に発見して適切な対策をとることが重要です。

3. 病変を放置するとどうなるのか

(1) 歩行への影響

足の異常が悪化すると、痛みや変形が進行し、歩行に支障をきたすことがあります。たとえば、外反母趾が進行すると親指の付け根に痛みが生じ、バランスを崩しやすくなります。歩き方が変わることで膝や腰への負担が増し、さらなる体の不調を招くこともあります。

(2) 全身の健康への悪影響

足の不調は全身に影響を及ぼします。足の病変により正しい歩行ができなくなると、姿勢が崩れ、膝や腰、さらには背骨にも負担がかかります。その結果、関節痛や筋肉の緊張が生じ、慢性的な痛みや疲労感につながる可能性があります。

(3) 重篤な合併症のリスク

特に糖尿病の方は、足の病変を放置すると重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。糖尿病性神経障害により足の感覚が鈍くなると、小さな傷でも気づかないことがあり、感染症や壊疽(えそ)を引き起こすことがあります。最悪の場合、足の切断を余儀なくされることもあります。

4. 病変を早期に発見するためのポイント

足の健康を維持するためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 毎日足をチェックし、変色や腫れ、傷がないか確認する。

  • 歩行時の違和感や痛みを見逃さない。

  • 爪の変形や巻き爪を放置しない。

  • 靴が足に合っているか定期的に見直す。

5. 予防とケアの重要性

病変を未然に防ぐためには、日頃から適切なケアを行うことが大切です。

  • 適切な靴を選ぶ:足に合った靴を履くことで負担を減らし、変形を防ぎます。

  • インソールの活用:オーダーメイドインソールを使用することで足のバランスを整え、負担を軽減できます。

  • 足の清潔を保つ:足を清潔に保ち、適切な保湿を行うことで皮膚の健康を守ります。

  • 定期的な専門家のチェック:プロシューフィッターや足病医の診察を受けることで、早期発見・早期対応が可能になります。

6. まとめ

足の病変を早期に発見し適切な対処を行うことは、健康維持のために欠かせません。放置すると歩行障害や全身の不調を引き起こし、場合によっては重篤な合併症につながる可能性もあります。日頃から足の状態をチェックし、適切なケアを心がけることで、健康な足を維持しましょう。


 
 
 

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