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足底筋膜炎を和らげるためのインソール選びのポイント




足底筋膜炎は、足裏にある足底筋膜が炎症を起こし、かかとや足裏に痛みが生じる疾患です。特に朝起きて一歩目を踏み出した時に強い痛みが出ることが特徴です。長時間の立ち仕事やランニング、合わない靴の使用などが原因となり、放置すると慢性化する恐れもあります。そのため、適切なインソールを使用することが、症状の改善や再発予防に非常に有効です。

1. 足底筋膜炎用インソールに必要な要素

足のアーチをサポートする構造

足底筋膜炎の多くは、アーチが崩れて足裏に過剰な負荷がかかることが原因です。そのため、インソールで足のアーチ(特に土踏まず)を支えることが重要です。アーチが適切にサポートされると、筋膜への負担が軽減され、痛みの緩和が期待できます。

衝撃を吸収するクッション性

歩行やランニングの際、足裏に加わる衝撃を和らげるために、クッション性の高い素材が求められます。特に、かかとの部分が柔らかく作られているインソールは、朝一番の痛みを軽減する効果があります。

正しい歩行バランスのサポート

足底筋膜炎は、偏った歩き方や不安定な姿勢によっても悪化します。インソールで足全体を均等に支え、正しい歩行を促すことで、症状の進行を防ぐことができます。また、かかとの位置を安定させるデザインも重要です。

柔軟性と耐久性

インソールは柔軟である一方、長時間の使用にも耐えられる耐久性も必要です。足の動きに合わせてしなやかに変形するインソールは、自然な歩行をサポートし、疲労を軽減します。

2. 市販インソールとオーダーメイドインソールの比較

足底筋膜炎の症状や足の形状は個人差が大きいため、オーダーメイドインソールもおすすめです。専門店では足型の計測や歩行分析を行い、症状に合ったインソールを提供してくれます。一方、市販品でも高品質なインソールが増えており、まずは市販品を試してみるのも良いでしょう。

3. インソールの使い方と注意点

  • 徐々に慣らす:新しいインソールは、初めて使用する際に違和感が生じることがあります。徐々に使用時間を増やし、足を慣らしていくことが大切です。

  • 適切な靴と組み合わせる:インソールの効果を最大限に引き出すためには、インソールが合う靴を選ぶことも重要です。足に合わない靴ではインソールの効果が十分に発揮されません。

  • 定期的に見直す:使用期間が長くなるとインソールがへたるため、症状が改善しない場合や違和感を感じたら、交換や調整を検討しましょう。

4. 適切なインソールで快適な生活を

足底筋膜炎は一度発症すると慢性化しやすいため、早めの対策が重要です。インソールを使うことで、足への負担を軽減し、痛みの緩和だけでなく再発予防にもつながります。適切なインソールを選び、毎日の歩行を快適にしていきましょう。あなたの足元から健康を守る第一歩がここにあります!

 
 
 

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